障害年金申請を挫折してしまいました。申請は無理でしょうか。

当センターでの障害年金のご相談でよくある質問をご紹介します。

質問

一人暮らしで思うように体が動かず、障害年金申請を挫折してしまいました。申請は無理でしょうか。

 

答え

社会保険労務士や弁護士が障害年金申請のサポートをすることができます。すべて自分だけで障害年金を申請しようとしたときに挫折するケースは少ないと思われます。無理に自分だけで申請を進めず、サポートを受けながら申請を進めるという選択肢もあります。

申請サポートを受けるべきかの判断基準

申請サポートの内容を確認

障害年金の申請支援を行っている社会保険労務士や弁護士事務所の多くが「初回面談」は無料になっています。その機会でサポートとは何をしてくれるのかを確認することが必要です。

料金の確認

社会保険労務士や弁護士は業務として申請のサポートをすることがほとんどです。サポートをする場合には料金がかかります。

☑着手金や事務手数料などの前金がかかるか

☑事後報酬の費用はいくらか

☑審査請求などの不服申立に対応しているか、その場合の料金はいくらか

など確認して、お願いしたほうがいいか判断されることをオススメします。

申請サポートを受けるメリット

①手間が格段に減る

申請サポートを「業務」として行っていますので、手続きに精通しています。どのような手順で進めればいいか、書類をどのように作成すればいいかについて熟知していますので、御本人様は「チェック」がメインで手続きを進めることができます。

②ご自身の病状を客観的にとらえることができる

病状が長期にわたると、日常生活の不便さに慣れて来る部分もあります。ご自身で不便と思ってなくても、客観的には日常生活の不便さがあると判断できることがたくさんあります。これは自分自身ではなかなか気づきづらい部分です。

③医師や病院関係者に適切に情報提供ができる

障害年金の手続きを進める上で、病院との連携は欠かせません。しかし、病院になんて言ったらいいかわからない、などコミュニケーションがうまく取れないケースも少なくありません。その連絡の調整も専門家だからこそ円滑に進められる場合があります。

デメリット

申請サポートを受ける場合にもいくつかデメリットがあります。

①費用がかかる

もしご自身で申請できれば、サポート費用はかかりません。費用がかかるということは認識しておく必要があります。しかし、実際自分では申請できなかったとすれば、費用をかけてもサポートを受けて申請したほうが生涯の受給額は多くなるという考え方もできます。

②医師が専門家の支援に反対する場合がある

診断書などの発行は医療行為です。社会保険労務士や弁護士は障害年金に精通しているとはいえ、医療行為に何か言える立場ではありません。しかし、一部の専門家が医師に「診断書をこのように書いてほしい」などと依頼するケースもあるようです。この場合は医療行為に指示を出しているという解釈ができる場合があります。こういった経験がある医師などは専門家が障害年金申請のサポートに入ることを嫌がるケースがあります。障害年金申請を進める場合に予め医師に相談し、どのように進めたらいいか確認しておくとよいでしょう。

障害年金には時効があります。

一度申請を進めようとして挫折してしまうと、もう一度申請を進めるにはとてもエネルギーが必要になります。場合によっては数年後にもう一度申請をしようとするケースも少なくありません。

さかのぼって受け取れる期間は5年

障害年金の時効は5年です。さらに時間がたてば経つほど、病院が閉院した、担当医が独立したなどで申請が難しくなるケースがあります。

まとめ

障害年金申請を挫折してしまうと、もう一度申請するのは体力、気力が必要になってしまいます。挫折する前にサポートを受けるという選択肢があることを知って下さい。

障害年金をもらうために

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障害年金の受給可能性を知りたい方へ

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