障害年金申請がめんどくさい場合の対応方法

当センターで実際にご相談があったことをFAQ方式で解説します。

障害年金の申請は簡単には進まないことが多く、悩むことも多いはずです。
疑問点を解消して、少しでも障害年金の申請を進めるためにご参考下さい。

【質問】障害年金をもらいたいですが、正直めんどくさいです。簡単に手続きする方法はありませんか?

いざ障害年金を申請しようと決心したのですが、申請が面倒で進みません。というご相談をいただきました。

その場合の対応方法について解説します。

【回答】楽に申請できる方法を考えましょう。

障害年金を受け取るにはどうしても申請が必要です。

面倒と感じてしまう場合、どうすれば楽に申請できるかを専門家やソーシャルワーカーさんなどといろいろお話してみるとよいかもしれません。

申請の負担を軽減できる方法について次の3つを深堀していきます。

・自分だけで申請を進めずサポートできる人を探す

・(サポートしてもらう場合)どの部分をサポートしてもらうかを決める

・(自分で申請をするしかない場合)最初にどのような手順で進めるかを確認する

1つ1つ解説します。

自分だけで申請を進めずサポートできる人を探す

障害年金の申請はすべてを自分だけで進める必要はありません。まずは、サポートできる人がいないかを確認します。

例えば次のような方が申請のサポートができるかもしれません。

家族・友人

障害年金申請の現場ではご両親や配偶者がサポートに入ることも少なくありません。

年金事務所などでの相談や、医療機関への情報提供などの際には同席するなどしてサポートしてもらうことが重要です。

また年金事務所での相談期日の設定など、申請を進める上での事務的なことも大変なこともあります。こうした事務的なサポートも申請の負担を減らすポイントになります。

福祉関係者

就労支援施設に通所中やグループホームに入所中の場合、相談員の方が申請のサポートを行っていただける場合があります。

事務的なサポートの他に、相談記録の開示や病院への同行などが考えられます。

医療相談員

病院などによって、医療相談員(ソーシャルワーカー)の方が障害年金の申請サポートを行う場合があります。

診断書の手配時の段取りや他の医療機関への情報提供などをサポートいただける場合もあります。

社会保険労務士・弁護士

国家資格者である社会保険労務士や弁護士は障害年金申請代理を業務として行うことができます。

申請の方法に関する相談やサポート内容によっては申請書類の作成、提出だけでなく病院への同席や医療機関との直接書類のやりとりを行うこともあります。

(サポートしてもらう場合)どの部分をサポートしてもらうかを決める

サポートをしてもらうことで申請の負担は大きく軽減できます。

しかし、申請を「丸投げ」してしまうと思わぬトラブルになることもあるので注意が必要です。

・書類の作成は誰がするか

・診断書の費用負担などお金がかかることについてどのようにするか

・申請書類の確認は誰がするか

3つについて1つ1つ解説します。

書類の作成は誰がするか

書類を「書いてもらう」場合にも、できるだけ複数人で進めることをオススメします。

特に病歴・就労状況等申立書は自身の病歴などを記載しますが、どうまとめていいかわからないという相談が多いです。

自分だけの視点ではなく、何人かの意見を聞きながら進める方がまとめやすくなります。

診断書の費用負担などお金がかかることについてどのようにするか

お金がかかることについては、基本的にご家族様やご友人以外は立替払いが難しいです。

そのためにお金がかかる場合の事務的な流れについて初めに確認が必要です。

申請書類の確認は誰がするか

ある程度認定能力がある段階であれば、サポートしてもらっても最終的には自身でも申請書類に目を通すことが大切です。

もし、自分で一切確認せず申請を進めればそれはサポートというよりも「丸投げ」になります。

特に診断書の内容は「病院から封筒で渡されても開けて」でも必ず確認をします。

(自分で申請をするしかない場合)最初にどのような手順で進めるかを確認する

やることがたくさんあると思うと、なかなか行動ができなくなります。

そのため、まずに最初に行うことは何をどのような手順で進めるかを確認することです。

例えば次のようなステップに分解できます。

・年金事務所に相談に行く

・初診日に関する書類の発行を電話で問い合わせる

・病院に診断書の作成を依頼する

・病歴、就労状況等申立書の下書きをする

・その他の申請書類を記入する

・年金事務所に申請できるか確認する

このように分解をすると、一部はサポートができるという方が見つかるかもしれないというメリットもあります。

最後に

当センターでも、自分では申請ができないということで相談されることが少なくありません

自分で申請ができなくてもサポートを受けながら申請を進め、障害年金の受給ができています。

自身の障害年金申請の負担とサポートでの金銭面の負担を含めた生活とのバランスをどのように考えるか。

これが障害年金の申請する上での課題の一つと言えるかもしれません。

障害年金の申請を進めるために知っておくべきこと

今回は「障害年金申請がめんどくさい場合の対応方法」について解説しました。

障害年金を進めるためには「障害年金がもらえる条件」や「障害年金の申請の流れ」を知っておくことも重要です。ぜひこちらの記事も併せて読んでみて下さい。

>>【[徹底解説]障害年金がもらえる条件】

>>【障害年金申請の流れ】

 
自分が具体的にどのようなサポートを受けることができるかを知っておくこともオススメします。
「受給事例」ではさまざまな傷病での相談から受給までのサポートの流れを解説しています。
また「無料個別説明会」では無料で障害年金に関する疑問点を解決することができます。
 
「障害年金申請を進めたい!」という方は、こちらもせひご検討下さい。
 

自分で申請が難しいと感じたら

専門家にサポートを依頼することをオススメします。

請求方法によっては、申請が遅れれば遅れるほど、年金がもらえなくなるものもあります。

「自分では申請できないけど、障害年金を受給したい!」という方は、ぜひこちらの記事も併せて読んでみて下さい。

>>【申請サポート内容について】

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